X(旧Twitter)を探索していると、「🟡さんどうぞ」や「🌕さんどうぞ」といった謎のフレーズに出会うことがあります。
これは主に懸賞アカウント界隈で用いられている言い回しのようで、初めのうちは失礼ながら何か怪しい暗喩かと思っていたのですが、よく調べてみると実はきわめて互助的な精神に基づくものであるようでした。
「🟡さんどうぞ」はアカウントのシャドウバン予防策
そもそも、シャドウバンとは
そもそもシャドウバンとは、X(旧Twitter)において不審な挙動が見られると判断されたことによってアカウントに何らかの制限が掛かってしまっている状態のこと。
(もっとも、X(旧Twitter)自体は下記の通りシャドウバンの存在を否定しています)
率直に申し上げると、Xではシャドウバンを行っておらず、過去に行ったこともありません。
引用元:Xについての誤解の真相
悪質なアカウントに課される「凍結」と異なるのは、アカウント自体は抹消されておらずユーザーや周囲には一見ペナルティ(BAN)が掛かっているようには見えない(シャドウ)点。ただしステータス上では見えない範囲で機能的な制限が掛かっており、その症状は
- リプが第三者に表示されなくなる
- 自分のアカウントや投稿が検索に引っ掛からない
- ポスト(ツイート)が不適切と判断される
など程度に応じてさまざまのようです。
シャドウバンの原因は「大量フォロー」や「大量RP」?
X(旧Twitter)がシャドウバン自体を否定していることもあり、そのような状態になることへの明確な基準も公には示されてはいません。ただ、好ましくない行動としてしばしば噂されるのは
- 短時間で大量のフォロー・アンフォロー
- 短時間で大量のリポスト・引用RP
- ハッシュタグの乱用
- ポスト内にURL(外部リンク)を多用
など。現にシャドウバンを食らったという人には、思い当たる節も多いのではないでしょうか。これらの行動は、特にフォローやRP(RT)が当選の前提となる懸賞垢にあっては紙一重な部分であるといえます。
「🟡さんどうぞ」は「シャドウバン黄信号の人はこちらへリプライをどうぞ」の意
要は、信頼に足る行動に努めることがシャドウバンへの対策であるということ。
むやみに同じ内容のポストを連投しない。RPを繰り返さない。フォローは適切に。そうした知見が共有されていく中で、「ハッシュタグを用いない投稿にリプライするとシャドウバンの状態が解除される」という噂が広まり、やがてそうした事態に陥った人への受け皿・駆け込み寺的な意味合いとして「🟡さんどうぞ」というフレーズが生まれたのです。
この「🟡」は、イコール黄信号。シャドウバンチェックにより何らかの制限が発覚した人を指します。ちなみに会話の中では「🔴」(赤信号)や「🟢」(緑信号)も用いられるようです。たまにスマホやPCの変換環境で「🌕」(月)を用いている人もいますが、意味は同じ。
なお、リプライに当たっては2回リプ(2段階リプ)が推奨されるという声もあるようです。
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